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多田の日記

普通の人のただの日記

【書評】アガサ・クリスティの代表作を読んでの感想と点数

書評

 ミステリーの第一人者と言えば真っ先にアガサ・クリスティが思い浮かびますが、私はその作品のタイトルこそきいたことがありましたが、これまで読んだことはほとんどありませんでした。

 過去に唯一読んだことのある作品は『検察側の証人』でした。この作品は映画化もされた作品で(邦題『情婦』)、大学の授業で原文を読まされました。意外性のある物語とシンプルで無駄を感じさせない文章が印象に残っています。

 

 この年末年始にアマゾンでアガサ・クリスティ作品のkindle版全品半額キャンペーンが開催されていたため、いい機会だと思い代表的な作品を何冊か読んでみることにしました。どの作品を読むかは結構念入りに吟味したので、初めてアガサ・クリスティを読むには適切なチョイスだったと思っています。


 以下、忘備録的な点数と一言感想です。

ポアロ作品

 ショーロックホームズと並ぶ世界で最も有名な探偵の一人。ベルギー出身のフランス語ネイティブであり、「外国人」としてイギリスで生活しています。少々「鼻に付く」性格をしていますが、そこが逆に作品の魅力になっているようにも思います。

アクロイド殺し』 6点

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 この作品に関しては少し事前情報が入ってしまっていたので、この人が犯人なんだろうなあと思いながら読んでいました。「でも一体どういうトリックで?」とそこが楽しみだったのですが、肝心のそのトリックはやや反則気味でした。またラストのポアロのとった行動には唖然としました。江戸川コナン君の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい気持ちになりましたが、何が正義なのかを考えさせるラストともいえます。
 
 ただ、私はこの作品の淡々とした語り口が好きです。たとえネタバレしているとしても読む価値は十分あると思います。

オリエント急行の殺人』 8点

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 この作品もアクロイド殺しと同様に非常に有名な作品ですが、私は幸いにもネタバレなしで読むことができました。ポアロが謎を解いていくシーンのドキドキ感、臨場感は今回読んだクリスティ作品の中で一番でした。

 この作品は全く無駄なところがない完成された作品です。たった8作しか読んでいない人間がいっても説得力はないですが、アガサ・クリスティの最高傑作だと思います。

ABC殺人事件』 3点

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 名前のイニシャルの順に互いに無関係の人が殺されていく有名な作品。ただ、『アクロイド殺し』や『オリエント急行の殺人』といった画期的な作品を読んだあとだったので、少し霞んでみえました。

『五匹の子豚』 7点

 16年前に起こった殺人事件の深層を関係者の証言から解き明かしていく回想ミステリー。犯人の動機という点ではいこの作品が最も印象深いです。非常に残酷な物語です。

ミス・マープル作品

 ポアロに次ぐクリスティ作品における有名な探偵で、温厚なおばあさん。『名探偵コナン』の「集められた名探偵」(烏丸蓮耶の話)で犯人だった千間降代のモデルと言ったらわかりやすいかもしれません。
 

『火曜クラブ』 2点

 ミス・マープル実質的な初登場作の短編集。毎回毎回話をきいただけで小気味よく犯人を当てていくのは爽快ですが、短編であるがゆえ一つ一つの物語の印象は薄いです。

その他

そして誰もいなくなった』 5点

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 ポアロやマープルといった有名探偵は出てきませんが、タイトルだけは誰もが知っている超有名作。タイトル通り無人島にやってきた10人が順番に死んでいくのですが、最後の1人が死ぬシーンにはゾクゾクしました。

『春にして君を離れ』 7点

春にして君を離れ (クリスティー文庫)

春にして君を離れ (クリスティー文庫)

 非ミステリーもので、殺人事件などの特別な事件は何も起こりません。独善的な中年女性が、何もすることのない旅先でこれまでの自分の人生を初めて振り返り、本当に自分は幸せだったのか自問自答するだけの話です。ただ、その女性の内面描写は巧みで、最後のどんでん返しもさすがです。


最後に
 
 以上が私の読んだクリスティ作品です。アガサ・クリスティの作品は今読んでも全く色褪せることのない傑作ぞろいでなので、一度も彼女の作品を読んだことのない人はぜひ読んで欲しいですね。


以上
 

悪口

日記

 ほんまねえ、最近ふとね、「あの人」が消えていなくなればいいなあと思っている自分に気が付いておそろしくなるときがあるねん。

 いや、こんなことを考えたらあかん思うよ。自分ってこんなに性格悪かったんやと残念な気持ちになるし、何より相手と同じレベルに自分を落としているような気がして、ほんま嫌になるねん。

 まあでも、昔引き寄せの法則の本を読んだときに、「強く心から望めば結果が引き寄せられるって」書いてあった気がするし、もっと強く願うのもいいんかもしれへん。まあ実際消えていなくなったら怖くなるやろうけど。藤子F不二雄のSF異色短編にもそんな話があったなあ。

 こんなこと言っていると、「この人性格悪いなあ。差別主義者かな?」て思われるかもしれへんけど全然ちゃうんねんで。僕はパソコンもボールペンも自転車も全部赤にするぐらいの根っからの極左やし、高校の卒業文集みたいなものに「大学に入ったら日本共産党に入党する」って書くくらいの筋がね入りの博愛主義者やねんで(実話)。いや実際に入党はしてへんよ。

 ちなみに卒業文集みたいなものっていうのは、卒業にあたってクラスで制作した冊子のことね。それになんか自分のライフプランみたいのものを書くところがあってん。そういえば、そこには「カトリックに改宗する」とも書いてたなあ。右の頬を殴られたら左の頬を差し出すような人間になりたいって、ほんまに思ってたんやな。多分、これは『塩狩峠』の影響やわ。

 『塩狩峠』読んだことある?あれは最後絶対泣くよなあ。いや、最後だけじゃなくて、途中でも泣く。正直言ってもう話は覚えてへんのやけど、「本当は、おめでとういうべきなんでしょうね」と言って、主人公の奥さん(彼女?)が涙を流すシーンは何度読んでも泣けたなあ。いや、このセリフもあってるかわからないし、どういう文脈でこのセリフが出てきたのかは全く覚えていないんやけど。

 ちょっと話がそれてしまったけど、やっぱそれは無理やわ。それっていうのは、「右の頬を殴られたら左の頬を差し出す」ってことがね。もちろん実際に殴られたわけちゃうけど、ケンカしかけられて黙って耐えることなんてできんわ。今の僕のスローガンは「パールハーバーを忘れるな」やな。

 何かのビジネス書で読んだことがる気がするけど、人って何かしてもらったらお返しに何か返さなあかんと感じてしまうものらしいやん。返報性っていうの?多分レヴィストロースも同じようなこと言ってなかった?未開の社会においても、贈与し合う仕組みがどうたらみたいなこと。詳しく知らんねんけど。やっぱ愛には愛で感じ合うように、敵意には敵意で返したいと思ってしまうねんな。

 だって、ほんましょーもないこと気にして、陰口や告げ口してんねんで。ほんま「女の腐ったようなやつ」やわ。この表現ってフェミニスト的に問題ありそうやけど、こんなにしっくりする言葉は他にないから自称フェミニストの僕も使わしてもらうわ。いや、別に仲のいい友達に愚痴を言うぐらいやったら全然いいと思うよ。人間誰でもそれぐらいするやん。でも、ちゃうんねん。こんだけ僕の耳に色々情報が入ってくるってことは、かなり広範囲に向かってヘイトまき散らしてるはずやねん。陰口が一つ耳に入ってきたら、その裏には100倍の陰口があると思って間違いないっていうし。これは僕が勝手にゆってるだけやけど。

 「お前は全世界に悪口を発信してるやんけ」って批判されるかもしれへんけど、問題ないねん。だって、このブログのアクセス数から考えてこの記事読むんはどうせ3人くらいやろ。しかも、見知らぬ人やし別にええやん。

 結構前から、「あの人」の「自分の理想を絶対視して、そうでない人を批判する」性向は見られたし、その理想から大きくはずれている僕に対して、わざとか知らんけど時々嫌味を言ってきてるのは感じてたよ。そのときは『グレート・ギャツビー』の冒頭の名文を思い出して耐えてたんや。


「誰かのことを批判したくなったときには、こう考えるようにするんだよ」と父は言った。「世間のすべての人が、お前のように恵まれた条件を与えられたわけではないのだ。(『グレート・ギャツビースコット・フィッツジェラルド,村上春樹訳)


 でもそろそろこの言葉もきかなくなってきた。こんなに他人に憎しみを感じたのはいつ以来やろ。僕は中学生のときに中島義道にはまってて、『人を”嫌う”ということ』という本を読んだんだよね。それで嫌いな奴は嫌いなままほっておくようにして、関係の改善をしようとしたことがなかったんやわ。要は逃避しててん。

 でも、まあこれだけ悪口書いてるけど、この経験自体は悪くなかったと思ってるよ。だって自分の新しい側面に気づけたし。人間の性格って固定的なものやと考えてしまいがちやけど、そうちゃうねん。例えば本質的に「優しい人」なんていいひんねん。ある状況下で優しい行動する人かいるだけやねん。

 僕自身は自分のことを結構寛容で細かいことは気にしない人間やと思ってたけど、それは僕が付き合ってるのが寛容になれるくらい好きな人ばかりやったということやねん。だって「あの人」に対しては、1円たりとも譲れない気持ちになってるし。こんな気持ちになったのははじめてや。もう何も怖くない。

 まあ憎しみの感情なんか日常生活では感じない方がええんやけど、色々な感情を経験することは、他者や文学作品への共感力を増すことになるのは間違いない思うねん。実際、僕は二十数歳で初めて本気で女性を好きになって最終的に振られたんやけど、それ以来恋愛要素のある映画とか小説とか漫画とか読んだときにずっしりと心にしみ込んでくるようになってん。そのときは、本気で死にたいくらいつらかったけどね。

 実際ね、最近イスラエル問題に関する文章を読んだときに、パレスチナ人のユダヤ人に対する憎悪が少し理解できるようになった気がするねん。こんなこと言って不謹慎や思うよ。同胞や家族が惨殺されてるパレスチナ人と比較することなんて絶対にできひんし。でも、「僕の憎しみでさえこれだけ大きい。いわんや……」と思って、彼らの憎しみの途方もなさをこれまでより少しだけ感じられるようになった気がするねん。共感ってそういうことちゃうんかな。

 イスラエル問題に関する文章っていうと、すごい高尚な本を読んでると誤解されるかもしれへんけど、実際はさくら剛の『中国初恋』やで。

初恋 〜アフリカ・中東・アジア・中国旅行記〜


 『中国初恋』って一言で言うと南アから中国までの旅行記なんやけど、低俗だけどむちゃくちゃ面白い。低俗だけど。僕は気分が沈んでいるときに読むことにしてて、最近気分が沈んでたから読んでん。低俗だけど、僕みたいに低俗な人間にはちょうどよくて、かなり影響を受けてるなあ。今アホみたいに仕事ほっぽりだして途上国に来てるんは、さくら剛の影響がなかりある気がする。ただ、内容が低俗すぎるのでリアルで影響受けてるって公表したことはないけど。

 さくら剛ならこういう行き場のないイライラも笑いにもっていくことができるんやろうなあ。ユーモアのセンスが僕もほしい。


 最後になるけど、こういう愚痴を言える相手がいたらええんやろうなあ。でも、本当に信頼できる人なんてほとんどいないなあて最近思うねん。


以上

 
 なお、上記の文章はイライラが頂点に達したときに衝動的に書き連ねたものであり、今読み消すと大分大人げないなあと思います。今もこんなことを思っているわけではありませんよ。

ワイヤレスゲートはオススメできない ~解約手数料のかからない格安simを求めて~

ネット

携帯電話のプランの見直しは異常に面倒くさく感じてしまいますよね。

私はその面倒くささ故に3年以上同じau携帯を使っていました。月の携帯電話の使用料が電話代を含めて8,000円以上と非常に高くなっていたので、何とかしたいなあと思いつつ、仕事をしていると日常に忙殺されて、やたらたくさんある格安simの比較検討まで頭が回らなかったのです。

格安sim購入を決心する

このように携帯プランの見直しから目を背けて日々を過ごしていたとき、青年海外協力隊に合格しました。そこで、海外でも使えるsimフリーの携帯の購入を思い立ちました。

simフリースマホはネットで購入しても店頭で購入してもあまり値段が変わらないこと、ヨドバシのポイントがかなり余っていたので、ヨドバシで購入することにしました。

早速ヨドバシカメラに出向き、店員に相談します。そこで、端末の購入と格安simの契約を同時にすると割引があることを知り、ここで格安simへの変更を決めます。

このとき日本出国のおよそ4か月前です。格安simに変更することで、月5000円ほどの節約が見込めるので、それだけで2万円の節約になります(それまでにいくらお金を無駄にしていたかはできるだけ考えないようにします)。


この時点で私が格安simに求めていた条件は次の二つです。

1.音声通話対応のsimであること(電話番号を引き継げること)
2.4か月のみの使用でも解約手数料がかからないこと


ヨドバシカメラで取り扱っている格安simでは、ワイヤレスゲートとフリーテルの二つの選択肢がありました。
※完全に解約する場合手数料はかかりませんが、MNPの場合は手数料がかかります。

ワイヤレスゲート

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SIMサービス | 株式会社ワイヤレスゲート

シンプルで分かりやすいですね。月約3,000円というのは格安simとしては安くないですが、無制限で使えるのが魅力です。

フリーテル

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料金システム|高速の通信速度と充実の格安料金プラン FREETEL(フリーテル)の格安SIMカード

月のデータ使用料により細かくプランが分かれています。月5ギガ以下の利用の場合ワイヤレスゲートより安くなります。


自宅にネット回線を引いていなかったこともあり上限を気にせず使用したかったことでワイヤレスゲートに即決しました。ワイヤレスゲートを契約するとZenfone goが5,000円引きになることも大きかったです。

結論を先に言うと、フリーテルにした方が良かったと少し後悔しています。フリーテルにした場合どういう未来があったかはわかりませんが。

使ってみての感想

 
私がそれまで使用していたau携帯は月7ギガ制限であり、某アプリにはまっていたときは月末近くなると制限を超えてしまっていました。そのときは当然動画をみることもできなければ、普通のwebページをひらくのにも多大な時間がかかり、非常にストレスを感じたものです。

データ使用料制限のないのsimに変えたことでそんなストレスとはおさらばだと思っていました。しかし、現実は違いました。ワイヤレスゲートは使い始めたその日からそのストレスを感じさせてくれる遅さでした。動画をみることもできなかれば、普通のwebページをくらくのにも多大な時間がかかったのです。

例えばYouTubeを視聴しようと思ったら、再生画面を開いたあとすぐに停止ボタンを押して、しばらく時間がたってから再生させないといけません。そうしないと、必ず途中で止まって非常にストレスだからです。

はっきり言って、ワイヤレスゲートは制限がないのではなく、常に制限されているのと同じです。sim選ぶさいに、その速度を条件に加え損ねたのはミスでした。

しばらくして、私は実家に引っ越したのですが、そこでは遅いどころか電波が入りませんでした。私の実家はやや田舎なので、ワイヤレスゲートだけが悪いわけではないかもしれません。私の実家も悪いのでしょう。

ただ、私の母が使うドコモ携帯は家の中でも電波が入っていたので、格安なので仕方ないとはいえ、ワイヤレゲートにも問題がありそうです。

余談

私の実家滞在はわずか2週間ほどでしたが、その期間どうしてもネット環境が欲しかったので(実家もネット回線がひかれていないのです)、仕方なくwimaxモバイルルーターをレンタルしました。

wimaxはデータ通信量が3日で3ギガを超えると帯域制限がかかりますが、帯域制限されていたとしてもYouTubeぐらいはみれますし、ワイヤレスゲートと比べるとストレスは全くありません。

kakaku.com



なお以上は、個人の感想であり、感じ方や使用感には個人差があります。


以上

梅田で一人外食をするときに僕の行く飯屋 ~大阪トンテキのトントンセット~

私は、割と新しいものを追及する性向があると自分では思っています。

一度行った観光地に二度行くことはほとんどないですし、彼女とも長続きしません。

だから外食するにしてもできるだけ色々な店の色々なメニューを経験するようにしているのですが、梅田周辺で一人外食をするときは別です。大抵の場合(長蛇の列ができていなければ)、私は大阪トンテキで「トントンセット」を頼みます。

梅田で生活したことこそないですが、関西圏で生まれ育った私にとって、関西一の都会である梅田は何度も足を運んだことのある場所の一つです。

大阪トンテキのトントンセットは梅田周辺の飯屋に色々通った末に至った結論なのです。


ちなみに、梅田周辺に駅前第2ビル、駅前第3ビル、ホワイティ梅田の3店舗あるので、用事のある場所によって行く店を選択することができます。

www.hotpepper.jp
www.hotpepper.jp
whity.osaka-chikagai.jp



下の写真がトントンセットです。なお、トンテキは200gでトンバーグが100gです。

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トンテキはニンニクがきいた甘辛い味で完璧ご飯が進みます。私はトンテキ1枚でご飯2杯を食べるとちょうどいい感じです。

また、豚肉が肉厚でボリューム感があります。油っぽいところと堅めのところがって飽きません。

ニンニクは1片だけなので、いつも増量できたらなあと思っているのですが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」と自分に言い聞かせてせて我慢しています。

ご飯のお代わりが自由なので、標準のトンテキ定食(200g)だけでも普通の人なら量的に充分満足できると思いますし、実際私もそうすることもありますが、わずかプラス180円でトンバークがついてくるとなるとついついセットにしてしまいます。
※トンテキ定食200gが820円でトントンセットが1,000円です。

トンバーグのソースは特製トンバーグソース、デミソース、おろしポン酢の3つありますが、私はさっぱりとおろしポン酢で食べるのが好きです。トンテキがこってりしているので、いい箸休めになります。


食べ終わって店をでるとき、その満足感に私は確かに幸せを感じます。おいしい店は数多くありますが、幸せを感じる店はそんなに多くはありません。

大阪トンテキのトントンセットは、私にとってちょうど良い量で、かつ全体にこってりし過ぎていないので、最初から最後までおいしく食べることができ、それが食事後の幸福感に繋がっているのだと思います。


幸せかあ。ああ、日本に帰りたいなあ(切実)

以上

駒ヶ根訓練所周辺のお店(コンビニ、カフェ、レストラン、居酒屋)

青年海外協力隊

はじめに

 訓練期間中、平日は基本的に食堂で食べないといけないのですが、逆に土曜日の夜と日曜日は何らかの集まりがあり結構外食することが多いと思います。

 基本的に協力隊参加者には仕切りたがりが多いので、行く店は他の人に任せておけばいいのですが、私でさえ何回かは自分で場所を決めないといけない機会がありました。ただ、思ったほどネット上の情報が充実していないので、結構店を探すのに苦労しました。

 そこで私が訓練生時代に行ったことのあるお店で覚えているものを紹介します。私が行ったことがある店はそんなに多くはないのですが、少しでもこれからの訓練生のお役に立てれば幸いです。

コンビニ

ファミリーマート駒ケ岳SA上り店

 訓練所最寄りのコンビニ。いつ行っても訓練生に会います。個人的にはアイスの品ぞろえの悪さが不満でした。

ファミリーマート駒ケ岳SA上り店:長野県駒ヶ根市大字赤穂字大徳原15-160中央自動車道駒ケ岳S | コンビニまっぷ

デイリーヤマザキ 駒ケ岳サービスエリア下り店

  
 少し離れたところにあるコンビニ。初めて行ったとき少し道に迷いました。ファミマに飽きたときの気分転換に。
 
 私はここで、「両横綱中辛カレー味」をまとめ買いしていました。

https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20019573/

ランチ

駒ケ岳サービスエリア(上り線)スナックコーナー

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 訓練所の食堂は健康志向なので、ジャンキーなものが食べたくなったらここで。ラーメンは意外とおいしかったです。

https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20009585/

丸富

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 食べログ評価の高い蕎麦屋。個人的には味は普通で値段が高いように思いますが、雰囲気はとてもいいです。

https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20000040/

ヒーリングテラス

 徒歩で行けるおしゃれなカフェ。養命酒工場の敷地内にあります。日曜日のランチに。周辺を散歩するのもいい感じです。

https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20010184/

かっぱ寿司 駒ヶ根

 ペルシャインのだいたい向かいにある回転寿司屋。訓練所の食堂で魚はほぼ毎日でてくるのですが、生魚は一度しかでませんでした。それに、海外で生魚は滅多に食べることができないので、食べることができるときに食べておきましょう。

https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20017306/

ガスト 駒ヶ根

 中途半端な時間に集まりをもったときに利用しました。どうしてもその日その時間にあいているカフェが見つからず苦肉の策として選びましたが、広くて安くておいしいので意外といいチョイスだと思いました。酒も激安です。

https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20012014/

福麟楼 中割店

 頑張れば歩いて行ける距離にあります。豚キムチ定食を食べましたが、辛くて量が多く、食べきるのが大変だった記憶があります。

https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20018610/

飲み会

亀八

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 送迎があり値段も安いので訓練生にとって最も利用頻度の高い店だと思います。ソースかつ丼はおいしいですが(コースに含まれています)、揚げ物が多いので飽きます。毎週土曜の夜は訓練生の貸し切りかのように、訓練生でごった返しています。

 訓練生時代は飲み会が亀八のだとがっかりしたものですが、今となっては恋しくさえあります。

https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20006283/

ピッツェリア ホリウチ

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 徒歩で行ける店。味はイタリアンとしては平均的だと思いますが、訓練所周辺のお店では相対的においしいお店です。ただ料理がでてくるのが遅いので、私はあまり好きではありませんでした。

 この店も毎週複数で溢れていますが、一般のお客さんも結構多いので、早めの予約がオススメです。

https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20006064/

最後に

 まあ実際のところ訓練仲間と一緒に行けば味はたいして重要ではなくなるんですけどね。あとは焼肉を食べに行きたかったなあ。


以上

 

俺は『NARUTO』に王道少年漫画の完成系をみた

書評

序論

 日本のアニメや漫画は途上国においても大人気で、その筆頭が『ドラゴンボール』、『ワンピース』そして『NARUTO-ナルト-』であることは周知の事実です。

 途上国で生活する日本人としては読んでおかないといけないなあと思い、少し前に『NARUTO』を読みました。3日ぐらいで一気に全巻読破しました。
 ※以下多少ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。

NARUTO -ナルト- 1 (ジャンプ・コミックス)

NARUTO -ナルト- 1 (ジャンプ・コミックス)

 感想を一言で言うと最高に熱く面白い漫画でした。

 もちろん最初から最後まで文句なく面白かったわけではありません。72巻という長さのせいもあり、後半は読み進めるのもしんどかったです。早く次が知りたいというよりも、早く読み終わりたいという気持ちでページをめくりました。

 特に、死者を蘇らせる技でこれまで死んだキャラが総登場したところは少しげんなりしましたね。また、最後の展開は大味すぎて何かよくわからないことになっていました。

 それでも72巻もの長い作品を一気に読み通すことができたのは、『NARUTO』が「気持ちよく」読める漫画であったことにあります。ハッピーエンドに突き進んでいく安心感のようなものがありました。

 そして、全体が大きな物語としてまとまっているので、読み終わったあとの満足感は非常に大きかったですし、部分部分をみても、もう一度読み返したくなる名シーンがたくさんありました(マイベストは我愛羅とロックリーの中忍試験での一戦です)。

本論

 さて、ここからが本題です。

 私は『NARUTO』を読破する少し前に『荒木飛呂彦の漫画術』を読んでいました。

 

 ここに書かれている王道漫画のマニュアルを『NARUTO』は忠実に守っていることに気がつきました。いや、ただ守っているだけでなく、私は『NARUTO』を読みながら、これこそが王道少年漫画の完成系だと感じられたのです。
 
 どういうことか、『荒木飛呂彦の漫画術』を引用しながら具体的にみていきましょう。

明確な動機

一番大事なのは「動機」です。主人公は何をしたい人なのか、その行動の動機をはっきり描かないと、キャラクターというものは出来上がっていきません。

 ナルトの一番の動機は「火影」になることです。このことは1巻の冒頭で語られ、一貫してナルトの目標であり続けました。そして、最後に火影になって物語が完結しています。
 
 週刊雑誌の人気漫画となると、なかなか終わらせることができないので、引き伸ばし継ぎ足しをするなかで、冒頭の動機とは全く違う方向に進んだりすることがしばしばですが、『NARUTO』は72巻という長大な物語にも関わらず、最後まで動機がぶれることがありませんでした。

孤独な主人公

主人公は「善なるもの」であり、さらに「ヒーロー」である必要があります。ここでヒーローの条件が何かと言えば、実は、孤独である、ということです。究極の選択を迫られたとき、それは主人公だけが解決できる、というものでなければいけませんし、自分の力でその難問を解決しなければならない主人公の立場は、どうしても孤独にならざるを得ません。

 
 最終的にナルトは孤独でなくなりますが、化け物を身に宿しているナルトは周囲から疎まれ、孤独に生きてきました。また、戦いの中でも自分の運命を受け入れ、孤独に戦おうとします(もっとも、『NARUTO』は「孤独からの脱出」がテーマになっているので、他のキャラがその孤独に戦う姿に感化され、微力でも協力しようとするのですが)。

常にプラス

少年漫画は、常にプラス、プラス、プラス……と、ひたすらプラスを積み重ねて、どんどん上がっていく、これがヒットするための絶対条件です。

 ナルトはまさに常にプラスの存在です。ドンドン強くなっていきますし、途中で負けることも落ち込むこともほとんどありません。だから気持ちよく見ることができるのです。

 ドンドン強くなっているにも関わらず、かつてのバトル漫画にありがちな極端なインフレも起こしませんでした。前半に登場した強キャラがあとから見返すとゴミのようなキャラに見えてしまう『ドラゴンボール』や『幽遊白書』といった過去の名作の失敗から学んでいます。

脇役が魅力的

脇役キャラクターの基本的な動かし方としては、その欠点にあたる部分を克服していく。たとえば、孤独で友人ができないタイプの脇役がいたら、徐々に友達ができる、そういう部分で読者の共感を呼ぶようにします。敵役であれば、最初は敵対するけれど、次第に主人公と友達になる、というパターンが常道でしょう。

 『NARUTO』は脇役が魅力的です。引っ込み思案なヒナタ、忍術の才能のないロックリー、めんどくさがり屋のシカマル、大食いのチョウジなどそれぜれ欠点のあるキャラがそれを克服していく姿に共感できるからでしょう。
 
 そしてナルトには本当の意味での敵はいません。情状酌量の余地のある敵ばかりなのです。再不斬、我愛羅長門大蛇丸、カブト、オビト、そしてサスケとみな最後には改心しています。そこが読後感の良さにつながっているように思います。

個性的な絵

漫画の絵で大切なのは、一瞬見ただけでも誰の漫画かすぐわかるように描くことだ、と確信しました。絵も筆跡と同じで、個性は誰でも自然とにじみ出てくるものです。しかし、その上を行くデザインや雰囲気が漫画の絵には絶対に必要なのです。

 『バクマン』の中でも言われていますが、岸本先生の絵は上手いだけでなく、パッと見てそ岸本先生の絵とわかるパワーがあります。

強力なテーマ

テーマが漫画に限らず映画や小説、テレビドラマでも、名作と呼ばれるものには、その背後に必ず強力な「テーマ」が存在しています。

 ナルトのテーマは「愛」、もう少し付け加えると「愛が孤独を救う話」だと私は思います。ナルトが世界中で親しまれているのは、こういった普遍的なテーマを持っているからこそでしょう。

結論

 『NARUTO』は『ドラゴンボール』に代表される王道漫画の系譜を引き継ぎながら、その宿命的な欠点をうまく解消しています。インフレを起こさず、冒頭の目的を貫き、無理な引き伸ばしを感じさせません。それも、『ドラコンボール』の倍近い巻数を出しているにも関わらずです。

 そういう意味で、『NARUTO』は少年漫画の一つの到達点であるとさえ思います。海外でヒットしているのは、外人の忍者趣味のためだけではないのです。


以上

コミュ障引きこもりが青年海外協力隊派遣前訓練で生き残るための全戦略

青年海外協力隊

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 青年海外協力隊になるためには、2つの選考に通ったあと、駒ケ根か二本松の訓練所で約70日間の派遣前訓練を受ける必要があります。訓練中は様々な派遣国や職種の人およそ150人と集団生活を送ります。前半の1か月は40歳以上のシニア海外ボランティアも一緒です。

 私は自他とも認める超内向的人間なので、2か月以上も他人と共同生活をすることに対して非常に不安がありました。しかも他の訓練生の大半は自分と正反対の外向き思考の人間です。

 実際、はじめの方は結構しんどいときもありました。しかし、訓練のすべてが終わった今振り返ってみると、派遣前訓練はとても楽しかったですし、いい思い出です。

 訓練生活が楽しかったのは、同期隊員に恵まれたのが一番だと思います。ただ、自分でも訓練生活の中でいくつか心がけていたことがあります。その甲斐あって、最後まで鬱になることなく訓練をやり通すことができたのだと思います。 
 
 そこで、私が心がけていた、「コミュ障引きこもりタイプの人間が訓練を楽しむための秘訣」をお教えします。ちなみに私が訓練を受けたのは駒ケ根訓練所なので、二本松訓練所では通用しない部分もあるかもしれません。

1.ご飯を一人で食べる

 
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 訓練所には食堂があり、基本的に毎日三食食堂で食べる必要があります(外出が可能な土曜の夜と日曜は選択制です)。
 
 お昼はたいてい同じ語学クラスの人と食べるので問題ないのですが、朝夕私は基本的にぼっちです。そこで交遊を広げようとして、訓練が始まった当初は、無謀にも自分から知らない人の隣に座って話しかけていました。
 
 しかし、コミュ力のない私にはこれがしんどかったのです。内向的な人間にとって初対面の人と一緒に食事をするのは、かなりエネルギーを消費します。そのくせ、あまり会話を盛り上がることもできず、食堂での会話がきっかけで仲良くなった人は皆無でした。
 
 そこで、訓練の中頃から、食事は一人で食べるようにしようと考えを改めたことで、気持ちが大分楽になりました。他の人と食べるときも気心の知れている人とだけ食べるようにしたのです。 

 ただ、混んでいる時間帯に一人だと少し悲しい気持ちになりますし、逆に話しかけられるリスクもあるので、できるだけ食堂が空いている時間帯を狙いましょう。三食に共通して言えることですが、食事提供時間の前半は混んでいますが、後半はすいています。
 
 さらに言えば、食べたくない気分のときは、食堂に行く必要すらないと思います。訓練の開始時に必ず食堂で三食食べるように指導されますが、実際のところ食べなくてもバレませんし、食事を抜いている人は一定数いました。
 
 ただ注意点が二つあります。朝食の主菜は2択ですが、遅い時間に行くと選択の余地がありません。また、朝夕は他の訓練生が食事当番をしているので、あまり遅く行き過ぎるとその人たちに迷惑をかけてしまいます。ギリギリに行くのは避けましょう。

2.人が少ない時間に風呂に入る

 リラックスタイムといえば風呂ですが、訓練中は大浴場です。この大浴場は結構広くて悪くないのですが、混雑する時間帯は異様に騒がしかったです。男だけが集まっていることもあり、話題も下衆なことが多いので、落ち着いて風呂に入る雰囲気ではありません。
 
 風呂は食堂と反対で遅い時間の方が混んでいました。一番空いている時間帯は夕食提供開始時間の17時45分頃ですので、夜風呂に入るならその時間帯がベストです。
 
 もっとも、夜は風呂に入らないというのも一つの手です。1日で一番汗をかくのは朝の運動時間直後なので、朝にシャワーを浴びればいいからです。ただ、朝の運動の時間直後は最も混雑する時間帯でもあります。シャワーが埋まり、裸で順番を待たないといけないときもあります。ダッシュで直行するか、少し時間を空けるのがベターです。

 

3.全員と仲良くしようと思わない

 
 これだけの大人数で集団生活を送っていると、気が合わない人は必ず出てきます。協力隊参加者は良くも悪くも我が強い人が多いのでなおさらです。同じ派遣国でもない限りそういった人と無理に仲良くなろうとする必要はありません。 

 仲良くなれないことに頭を悩ますより、「この人は嫌いだから仲良くならなくていい」と割り切るべきです。所詮2か月の付き合いであり、基本的に訓練が終わったあとは2度と会うこともないのです。

 総合的に見て、コミュ障引きこもりタイプの人の「敵」となる職種は、スポーツ系(体育と野球や柔道などの個別競技)と小学校教育、環境教育であると誰かが言っていました。これらの職種は母数が大きく職種内のつながりが強いというのもありますが、他人に対してかくあるべしを押し付けてくる人が多い印象のようです。他の母数が比較的大きい職種、コミュニティ開発やPC、看護師や障害者支援などと比較するとそれは顕著です。もちろん私はこれらの職種の人も大抵がいい人だと思っていますよ。

 ただ、いくら「敵」であっても、正面きって戦うのは避けるべきです。なぜなら絶対に負けるからです。敵に遭遇したらとにかく逃げましょう。

4.委員をしない

 訓練所では1班約15人の生活班がつくられ、その生活班を基盤にして訓練生活を送ります。たいていの場合、一番仲良くなるのは、この生活班のメンバーだと思われます。
 
 そして運営上、この生活班の中から、班長、副班長、講座委員、体育委員、図書委員、隊歌委員を各1人ずつ選出しなければいけません。
 
 それぞれの委員の詳細は省きますが、結論を言うと、どの委員もしなくていいし、すべきでないとさえ思います。というのも委員になることで、自由な時間が大幅に削られてしまうからです。特に全く新しい言語を勉強する人は、訓練中に無駄にできる時間はありません。特に講座委員はおススメできません。

 「自分を変えるんだ!」という意気込みで委員になるのであれば強く否定はできないですが、内向的人間にとってはただ訓練所で過ごすだけで大変なのです。それに委員にならなくても、とりまとめ的なことをしなければいけない場面は必ず出てきます。内向的人間は委員の仕事にエネルギーを費やす余裕はないのです。

5.日曜日は人に会わない

 訓練中は、日曜日を除き、朝の8時45分から夕方17時10分まで語学の授業や各種講座がつまっています。それ以降の時間帯も会議や自主講座など何かと予定が入っていることが多いです。
 
 語学の授業はコミュニケーション中心ですし、それ以外の講座でもワークショップのようなことを頻繁に行います。その結果、私のような内向的人間は精神的にくたくたになってしまいます。
 
 その疲れをリセットするために、日曜日は極力人に会わないようにすべきです。
 
 日曜日は食事も食堂では食べないことをおススメします。というのも、休日は食堂が開いている時間が短いうえ、片付けを簡略化するために食堂の限られた区画しか使えないので、食事提供時間中ずっと混んでいるからです。駒ケ根訓練所の場合、近くにコンビニがあるので、ご飯はなんとでもできます。

まとめ

 
 コミュ障引きこもりタイプの人間は人と会い、交わることで、(たとえそれが親しい友人であっても)エネルギーが削られていくことを自覚し、1人で「心の外交エネルギー」を回復させる時間をとるように意識することが大切です。
 
 訓練の中心はあくまで語学の勉強ともろもろの講座と土曜の夜の飲み会です。それに全力を投入するために、「選択と集中」を意識して、それ以外の生活の部分では無理をしないようにしましょう。

 これを読まれた内向的青年海外協力隊候補生が楽しい訓練生活を送ることをお祈り申し上げます。


以上