さわだメモ

メモ書き

【歴代最強投手陣】プロ野球選手でローテーション組んだwww

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7月に記事を更新して以降少しバタバタしていたこともあり、ブログを全く更新できていませんでした。

一度離れるとなかなか見る気になれないもので、気がついたら約半月もブランクがあいてしまっていました。

そのままフェードアウトしそうになりましたが、ちらりとブログをのぞいてみると、意外なことに1日平均100アクセス以上に増えていました。
それをみて少し気をよくし、とりあえずまた再開してみることにしました。

ちなみにアクセスが中断前よりむしろ増えていたのは、以下の記事に対して検索流入が大きかったようです。

tada.hatenablog.jp


こんなノートの落書きのような記事に人か集まることからも、はてなブログの検索における強さを感じ、少し恐くなります。

ただ、せっかくなので二匹目のドジョウねらいで、今日は最強の投手陣を夢想したいと思います。

ちなみに、起用法はパワプロ脳でお送りましす。



ローテーション

先発    稲尾 江夏 田中 藤本 金田 野茂
先発中継ぎ 野口 山田 スタルヒン
中継ぎ   上原 岩瀬 藤川
抑え    佐々木 

先発

稲尾和久 右投げ  1956年~

 「シーズン42勝」、「20連勝」、「高卒デビュー以来8年連続20勝」など圧倒的な記録を残しただけでなく、漁師の息子として幼少期から舟に乗ることで足腰を鍛えたという逸話、無名のまま打撃投手同然でプロ入りし三原監督の下西鉄黄金時代という一つの時代を築いたこと、1958年日本シリーズでの4連投とそこから生まれた「神様、仏様、稲尾様」という言葉、黒い霧事件の渦中で監督を務めたことなど、記憶にも残る伝説的な選手です。
 
 個人的には、プロ野球史上最高の投手だと思います。

【通算】(14年)  276勝137敗 防御率1.98
【キャリアハイ】(1961年)  42勝14敗 防御率1.69 404回

江夏豊 左投げ 1967年~

 江夏も「シーズン401三振」という不滅の大記録を持つと同時に、シーズン最多奪三振の日本タイ記録と新記録となる三振を王から奪ったことやオールスターでの9者連続三振、江夏の21球、1人ぼっちの引退式、 覚醒剤取締法違反での逮捕などやはり逸話にも事欠かない選手です。

 引退式での「 江夏豊36歳、本当にバカな男かも分かりません。ですが、日本に帰ってきたときには、たった一言、ご苦労、それだけ言ってやってください」という言葉は、プロ野球史上の好きな言葉トップ5に入るぐらい好きな言葉です。

【通算】(18年)  206勝158敗193セーブ 防御率2.49
【キャリアハイ】(1968年) 25勝12敗 防御率2.13 401三振 329回

田中将大 右投げ 2007年~

 弱小楽天にありながら通算勝率.739を記録しており、2013年には稲尾の持つ20連勝を抜き「シーズン24連勝」を成し遂げるなど、こと勝ち運に関しては日本プロ野球史上屈指の存在と言えるでしょう。セイバーが発達した現在、投手を語るうえで勝ち星はあまり重要視されなくなりつつありますが、個人的には勝てる投手というのが最も価値があると思います。

 ヤンキースに移籍してからはまだ本領発揮とまではいっていないですが、それでも39勝で勝率.709というのは流石です。

NPB通算】(7年)  99勝35敗 防御率2.30
MLB通算】(3年)  39勝16敗 防御率3.12 
【キャリアハイ】(2013年)  24勝0敗1セーブ  防御率1.27 

藤本英雄 右投げ 1942年~

 巨人OBにも関わらず何となく地味な印象のある選手ですが、「シーズン防御率0.73」、「シーズン19完封」、「通算勝率.697」、「通算防御率1.90」、「史上初の完全試合」といった多くのNPB記録を持つ忘れてはいけない選手。ちなみに日本におけるスライダーの創始者です。

 【通算】(13年)  200勝87敗 防御率1.90
 【キャリアハイ】(1943年)  34勝11敗 防御率0.73 19完封

金田正一 左投げ 1950年~

 「完投」、「勝利数」、「敗戦数」、「投球回」、「与四死球」、「三振」といった投手の通算記録のほとんどを持つ選手。高身長(当時としては)から高速球(当時としては)を左から投げ込んでいたら、当時はそれだけで打てなかったんだろうなあ。

【通算】(20年) 400勝298敗 防御率2.34
【キャリアハイ】(1958年) 31勝14敗 防御率1.30

野茂英雄 右投げ 1990年~

 日本人のメジャー挑戦の先駆けとなったというだけでなく、「2度のノーヒットノーラン」と「2度の最多奪三振」、「メジャー通算123勝」など、投手の中では未だ日本人メジャーリーガーでトップの実績でしょう。これからダルビッシュや田中、大谷が抜く可能性は十分あると思いますが。

NPB通算】(5年)  78勝46敗 防御率3.15
MLB通算】(12年)  123勝109敗 防御率4.24
【キャリアハイ】(1996年)  16勝11敗 防御率3.19 234奪三振


先発中継ぎ(便利屋枠)

野口二郎 右投げ 1939年~

 「シーズン527.1回(歴代2位)」や、「28回完投」、「31試合連続安打(当時日本記録)」など、印象的な記録の多い選手です。

 「シーズン13試合無四球完投」のNPB記録を持つことからもわかる通り、抜群のコントロールだったと語り継がれています。

【通算】(12年)  237勝139敗 防御率1.96
【キャリアハイ】(1942年)  40勝17敗 防御率1.19 投球回527.1回

山田久志 右投げ 1969年~

 史上最高のサブマリン投手。アンダーなら他に足立、秋山、杉浦、皆川、サイドなら斎藤雅と名投手も多いですが、(皆川を除けば)みな短命であり、総合的に見て山田が頭一つ抜けているでしょう。

 ただ、かわいそうなことに(?)、山田と言えば1971年日本シリーズ第3戦で王にサヨナラホームランを打たれたことが一番有名なように思われます。

【通算】(20年)  284勝166敗 防御率3.18
【キャリアハイ】(1976年)  26勝7敗 防御率2.39

ヴィクトル・スタルヒン 右投げ 1934年~

 「シーズン42勝」や「通算83完封」などのNPB記録を持つ、プロ野球史上初の海外出身選手(無国籍)。第一次巨人黄金時代を支えたにも関わらず戦中は巨人から追放されてしまい、戦後は恩師である藤本監督を追って新生のパシフィックに入団しました。

【通算】(19年)  303勝176敗 防御率2.09
【キャリアハイ】(1939年)  42勝15敗 防御率1.73

中継ぎ

上原浩治 右投げ 1999年~

 投球のテンポが良くコントロールもいいので新人のときから好きな選手でした。メジャーでも「通算whip0.86」という抜群のコントロールを誇っています。

NPB通算】(10年)  112勝62敗33S 防御率3.01
MLB通算】(8年)  19勝22敗67H93S 防御率2.53
【キャリアハイ】(2013年)  4勝1敗13H21S 防御率1.09 Whip0.57

岩瀬仁紀 左投げ 1999年~

 「プロ入りから15年連続で50試合以上」に登板した現代の鉄腕。「通算402セーブ」というぶっちぎりのNPB記録を持っています。リリーフでこれだけ長い期間安定して活躍した選手は未だ他に例をみません。

【通算】(17年)  54勝45敗38H402S 防御率2.13
【キャリアハイ】(2005年)  1勝2敗46S 防御率1.88
 

藤川球児 右投げ 1999年~

 私は巨人ファンなので、阪神のことは全く好きではないのですが藤川は例外でした。敵味方を超えて「魅せる」投球をする選手でした。
 
 余談ですが、別に狙ったわけでもなく、中継ぎに選んだ3選手とも1998年ドラフト指名組です。この年は他に松坂、福留、新井、東出、小林雅などが指名された近年稀にみる豊作年でした。

 【NPB通算】(13年)  47勝31敗112H223S 防御率2.00
 【MLB通算】(3年)  1勝1敗1H2S 防御率5.74
 【キャリアハイ】(2005年)  80試合7勝1敗46H1S 防御率1.36

抑え

佐々木主浩 右投げ 1990年~

 抑えといえばやはり大魔神佐々木。今見るとMLBでも十分な結果を出していますが、当時は最多セーブを余裕で獲得できると思っていたので、少しがっかりした記憶があります。

NPB通算】(12年)  43勝38敗252S 防御率2.41
MLB通算】(4年)  7勝16敗129S 防御率3.14
【キャリアハイ】(1998年)  1勝1敗45S 防御率0.64



 何となく時代のバランスを考えようとすると、リリーフが近年の選手になってしまう分、先発には前時代の選手が多くなってしまいましたが、それなりにいいバランスでつくれたように思います。

 ただ、歴代ベストナインと比べると「これで決定版!」と言えるほどのものはできないですね。特に先発は、沢村、杉下、別所、杉浦、村山、小山、黒田、ダルビッシュなど他にも入れたい選手はたくさんいますし、次つくりなおしたら全然違う結果になりそうです。


以上