一日四食セブンイレブン
一食目(朝食)
僕の朝は遅い。
目覚ましが10回以上鳴った末に起床したときには、家をでるまでに10分も猶予がない。
大急ぎで着替えて家を飛び出し、時には小走りで駅へ向かう。
電車に乗りおよそ15分で会社の最寄り駅に着く。15分というのは本を読むのには短い。電車内ではいつも何をするでもなくぼーっとしているだけだ。
最寄り駅から会社までは歩いて10分ほど。通勤ラッシュで混んでいるなか歩くのはあまり心地よいものではない。本当は早起きして始業の1時間前に来れたらいいのだろうなといつも思う。
会社のすぐ近くにセブンイレブンがあるので、僕はいつもそこに立ち寄って朝食を買い込み職場に向かう。大抵の場合、職場に着くとほぼ同時に始業のベルが鳴る。
だからのんびりと朝食を食べるわけにはいかない。朝食はメールチェックをするふりをしながら軽くつまめるものでなければいけないのだ。
そんな僕のファーストチョイスはセブンプレミアムの「バタークッキー」だ。
http://www.sej.co.jp/i/item/300407320341.html?category=188&page=1
製造は安定のブルボンだからおいしいのは当然なのだが、不思議なことにブルボン純正のバタークッキーよりおいしい。
僕は職場にコーヒー、紅茶、緑茶を常備しているので、そのときの気分によって朝食のお供の飲み物を決めるが、冬は無印良品のマサラチャイが定番だ。バタークッキーとの相性が抜群によい。「僕的相性のいい食べ物と飲み物ランキング」では、「コーラとマックフライドポテト」、「牛乳とどら焼き」を抑えて「セブンのバタークッキーと無印のマサラチャイ」が見事1位に輝いている。
ただ、いくらバタークッキーがおいしいとはいえ毎日はさすがに飽きる。他のものが食べたくなる日もある。そんなとき僕は「ブラックサンダー」を選ぶ。「ブラックサンダー」はわずか30円で満足感を得られる奇跡の食べ物だ。
少し早く職場に着くときは、おにぎりや寿司にすることもある。100円均一セールをしているときはなおさらだ。おにぎりでは「とんこつラーメン御飯と煮玉子おにぎり」が一番好きだったが、公式サイトに見つからなかったので、どうやら今ではなくなってしまったようだ。
寿司では「香り箱の寿司」がおすすめだ。カニカマとマヨネーズの相性が抜群だ。
http://www.sej.co.jp/i/item/11020004381300.html?category=1007&page=1
二食目(昼食)
お昼休みには、昼食を買いに朝と同じ最寄りのセブンイレブンに行く。
オフィス街だけあって、お昼どきは非常に混んでいて、レジにも長蛇の列ができる。
それなら「なぜ朝ごはんを買うついでに昼ごはんを一緒に買わないのか」と言われそうだが、それにはちゃんとした理由がある。朝の僕と昼の僕はもはや別人なのだ。朝食べたいと思っていたものがお昼になっても食べたいとは限らない。朝の時点でお昼に食べたいものを予想することは難しいのだ。
セブンイレブンは定期的にお弁当や麺類を入れ替えてくれるので、お昼には新しく出た商品を色々試す。
定番商品の中で僕が一番好きなのは「ソース焼きそば」だ。安くておいしい。同じ理由で「焼うどん」もおすすめだ。
http://www.sej.co.jp/i/item/14000000902090.html?category=344&page=1
ただ何を選んでも量があまり多くないところがセブンイレブンの唯一と言ってもいい欠点だろう。がっつり食べたい気分のときは、「からあげ棒」や「アメリカンドッグ」を追加しよう。
http://www.sej.co.jp/i/item/0301021500950.html?category=296&page=1
三食目(夕食)
その日の帰宅が確実に遅くなることが見込まれる場合、つまり残念ながら長時間残業しなければいけない日、僕は定時後にセブンイレブンで夕食を買って食べることにしている。8時間働いたあとにさらに5時間働こうと思うと気分転換が必要なのだ。
夕食はサンドイッチやブリトー、ホットドックにすることが多い。ブリトーは値段は高いがとろけるチーズが至高の一品だ。5時間残業したときの残業代を計算したら多少高価な商品も躊躇わず買うことができる。なお、私が一番好きだったサンドイッチの「ハムカツ卵サンド」はもうなくなってしまっているようだ。
http://www.sej.co.jp/i/item/17040005008200.html?category=334&page=1
あるいは、「もう時間外なのだから」と割りきってニンニクのきいたもの、例えば「ペペロンチーノ」なんかもいい。ただ、私は一度セブンイレブンの「スタミナラーメン」を職場で食べて、フロアをニンニクのにおいで充満させてしまったことがあるので、時間外とはいえあまりににおいの強い食べ物は要注意だ
このタイミングではお菓子も必ず買う。シュークリームやエクレアなどのスイーツとポテトチップス系のスナック菓子を一つずつ買うとバランスがよい。
http://www.sej.co.jp/i/item/210100110314.html?category=128&page=1
夏ならアイスも良い。安く済ませたいときはガリガリ君だが、僕はブンイレブンのワッフルコーンが高級感があって好きだ。
http://www.sej.co.jp/i/item/300302450409.html?category=185&page=1
四食目(夜食)
日付が変わる頃、ようやく仕事が終わって家路につく。長時間の労働で精神的にくたくたなので、僕は家の近くのセブンイレブンに立ち寄ってストレスの解消を図る。
疲れ切ったときは、なぜかこってりしたものやジャンキーなものが食べたくなるものだ。セブンの地域の名店シリーズはカップラーメンとしては少し高いが、クォリティはカップラーメンの域をはるかに超えている。特に「もちもちの木」は絶品だ。シリーズは違うが「蒙古タンメン中本 辛旨味噌」も辛さが効いていておいしい。
http://www.sej.co.jp/i/item/300202340413.html?category=174&page=1
余裕があるときは、さらに冷凍のチャーハンや餃子を買って、即席ラーメンセットにするのも良い。食べた後はすぐ寝るので確実に太るが、会社勤めを続ける上では、体形を維持することよりもストレスを溜めないことの方が肝要なのだ。
http://www.sej.co.jp/i/item/300301410284.html?category=185&page=1
以上が私が日本で働いていたときの典型的な食生活です。
私の生活圏にはローソンやファミマ、デイリーもありました。しかし、日常的に利用しているのは、セブンイレブンだけでした。セブンイレブンと他のコンビニの間には埋まらない質の差がありました。
私にとってセブンイレブンは「食」を支える、なくてはならない存在でした。帰国したあとも変わらない姿で私を迎え入れてほしいなと思います。
以上